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← 学ぶクレカ積立は結局どれ?2つの質問で決まる証券会社とカードの組み合わせ
インデックスファンドの積立なら、大手ネット証券の違いは小さく、決め手はふだん使うお店とポイントです。2つの質問に答えるだけで、口座とカードの組み合わせが1つに決まります。迷ったときの答えも用意しました。
公開 つみとり運営事務局
新NISAで積み立てるなら、証券会社選びに時間をかける必要はありません。S&P500や全世界株の低コストのインデックスファンドは、大手のネット証券ならどこでも同じように買え、買うときの手数料もかかりません。違いが出るのは、クレジットカードで積み立てたときのポイントと、そのカードをふだんどこで使うかです。口座とカードはセットで決めます。
本当にどこでも同じ?
| 気になること | インデックスファンドを積み立てる場合 |
|---|---|
| 株の売買手数料・外国株の手数料 | 使わないので関係ない |
| 買える商品 | S&P500・全世界株の低コストのインデックスファンドは、大手ネット証券ならどこでも買える |
| 買うときの手数料 | 無料 |
| 取り崩すときの仕組み | SBI証券・楽天証券・マネックス証券は、NISAでも定期売却に対応(金額・定率などを指定して毎月など自動で売る) |
気をつけたいのは、新NISAで買った投資信託は、ほかの金融機関のNISA口座へ移せないことです。変えられるのは、翌年以降に新しく買う分の口座だけです。何十年か後の取り崩しは、最初に選んだ証券会社で行うことになります。
その点、上の3社はいずれも、毎月決まった額や決まった割合で自動的に売る「定期売却」を、NISAの保有分にも使えます。取り崩し方の考え方は無理のない積立で老後に使える金額:25歳から月2万円なら65歳以降に毎月14.6万円、売ったときの決まりは新NISAで売るとどうなる?枠は翌年に戻るが、年360万円の上限は変わらないにまとめています。
買うときも、使うときも、大手ネット証券3社の差は小さいということです。あとはポイントで選び、早く始めます。
2つの質問で決める
上から順に答え、最初に「はい」になったところで決まりです。
| 質問 | 「はい」なら |
|---|---|
| Q1. 楽天市場でよく買い物をする? | 楽天証券 × 楽天カード |
| Q2. ドコモのスマホを使っている? | マネックス証券 × dカード |
| どちらでもない | SBI証券 × 三井住友カード(NL) |
どちらでもない人は、SBI証券×三井住友カード(NL)で始めるのが近道です。どの組み合わせでも、口座とカードは同時に申し込めるので、並行して進めると早くそろいます。各カードの特長は下にまとめています。
すでにJCBカードを持っていて、そのまま使いたい人は、SBI証券・マネックス証券・松井証券でも積み立てられます。
決めたら、すぐ始める
- 迷って始めるのが遅れるほうが損:始める時期が遅れると、その分だけ運用に回る期間が短くなります(積立は「あとから増やす」より「先に入れる」:同じ720万円で20年後に514万円の差)
- 毎月の締め切りを過ぎると1か月遅れる:クレカ積立は、毎月の締め切り(SBI証券は10日、楽天証券は12日)までに設定すると翌月から、過ぎると翌々月から始まります。口座とカードがそろったら、その日のうちに設定しておくのが確実です
カードの特長
3枚とも、年会費は無料です。違いは、たまるポイントと、そのポイントを使える場所です。
| 楽天カード | dカード | 三井住友カード(NL) | |
|---|---|---|---|
| 使える証券会社 | 楽天証券 | マネックス証券 | SBI証券 |
| 年会費 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
| 申込条件 | 18歳以上(高校生を除く) | 18歳以上(高校生を除く) | 18歳以上(高校生を除く) |
| たまるポイント | 楽天ポイント | dポイント | Vポイント |
| 向いている人 | 楽天市場など楽天のサービスを使う人 | ドコモのサービスを使う人 | どちらにも当てはまらない人 |
楽天カード
- 年会費永年無料
- 貯まった楽天ポイントで、楽天証券の投資信託を買える
- 楽天市場など、楽天のサービスでポイントを使える
気をつけたい点:積立のポイント還元率は、カードの種類や積み立てる投資信託によって変わる
dカード
- 年会費永年無料
- ドコモの料金の支払いなどでも、dポイントがたまる
- dポイントが使えるお店でポイントを使える
気をつけたい点:積立のポイント還元率は、カードの種類や条件によって変わる
三井住友カード(NL)
- 年会費永年無料
- 貯まったVポイントの使い道が豊富
- ナンバーレスで安心のセキュリティ
気をつけたい点:基本のポイント還元率は高くない
証券会社ごとに使える主なカード(一覧)
| 証券会社 | クレカ積立に使える主なカード |
|---|---|
| SBI証券 | 三井住友カード(NL)をはじめとする三井住友カード、JCBカード(オリジナルシリーズ)など |
| 楽天証券 | 楽天カード(このほか、電子マネーの楽天キャッシュでも積立可) |
| マネックス証券 | dカード、マネックスカード、JCBカード(オリジナルシリーズ) |
| 松井証券 | JCBカード(オリジナルシリーズ) |
クレカ積立の上限は、どの証券会社も月10万円です。新NISAのつみたて投資枠(年120万円)を、カード払いだけで埋められます。
積立額ごとにたまるポイントの目安
| 毎月の積立 | 還元率0.5% | 還元率1.0% |
|---|---|---|
| 1万円 | 年600円・20年で1万2,000円 | 年1,200円・20年で2万4,000円 |
| 3万円 | 年1,800円・20年で3万6,000円 | 年3,600円・20年で7万2,000円 |
| 5万円 | 年3,000円・20年で6万円 | 年6,000円・20年で12万円 |
| 10万円 | 年6,000円・20年で12万円 | 年1万2,000円・20年で24万円 |
クレカ積立の還元率は、カードの種類、カードの年間利用額、積み立てる投資信託などの条件で決まり、各社がたびたび見直しています。申し込む前に、各社の公式ページで最新の条件を確認してください。
ポイントは「おまけ」でもあります。還元率の差は20年で数万円ですが、投資信託の手数料(信託報酬)が年1%違うと、20年で数百万円の差になります(退職金2,000万円の運用、手数料の差で20年後に711万円変わる)。どの組み合わせでも、低コストのインデックスファンドを選ぶことが先です(新NISAは何から始める?初心者の買い方は「つみたて投資枠でインデックスファンド1本を毎月」)。
クレカ積立の注意点
- 引き落とし口座の残高:積立の代金はカードの請求と一緒に引き落とされます。カードの請求額に積立分が上乗せされることを家計に入れておきます
- カードの利用枠:積立額はカードの利用枠を使います。枠に余裕がないと、ほかの支払いに影響することがあります
- カードを変えるとき:カードを切り替えたら、証券会社での登録し直しが必要です
- 使いすぎに注意:ポイントの条件にカードの利用額がある場合でも、条件を満たすためだけに買い物を増やすのは本末転倒です
よくある疑問
Q. どうしても決められないときは?
証券口座は、開くのも持っておくのも無料です。迷ったら、2社で口座を開いて、スマホのアプリや画面を見比べ、使いやすいほうでNISAを始める方法もあります。
ただし、NISA口座を開けるのは1社だけです。口座の申し込みでは、NISAも同時に申し込む項目が選ばれていることが多いので、NISAを申し込むのは1社だけにします。両方で申し込むと、確認に時間がかかり、始めるのが遅れることがあります。
見比べるのは長くても1〜2週間まで。決めたら、すぐに積立を設定します。
Q. 口座とカードは同時に申し込むべきですか?
同時に申し込んでかまいません。口座の開設とカードの発行にはそれぞれ数日〜2週間ほどかかるため、並行して進めると早く始められます。カードが届く前に口座の準備ができたら、最初の数か月は口座からの引き落としで積み立て、カードが届いてから切り替える方法もあります。クレカ積立には毎月の設定の締め切りがあるため、カードが届いたら早めに登録と設定を済ませます。
Q. クレカ積立だけで、つみたて投資枠を使い切れますか?
使い切れます。上限の月10万円を12か月続けると年120万円で、つみたて投資枠の上限と同じです。それ以上入れる場合は、口座からの引き落としや成長投資枠を使います(つみたて投資枠と成長投資枠の違い:年360万円・生涯1,800万円の枠をどう使うか)。
Q. 積立の設定そのものは、どうすればいいですか?
どちらの枠で、何を、どう買うかは新NISAは何から始める?初心者の買い方は「つみたて投資枠でインデックスファンド1本を毎月」にまとめています。
前提とデータ
- 定期売却のNISA対応は、SBI証券・楽天証券の公式ページ、マネックス証券のお知らせ(2026年7月15日)で確認しました。
- 各社の対応カードと設定の締め切り(SBI証券は毎月10日、楽天証券は毎月12日)は、2026年9月時点の各社の公式ページにもとづいています。対応カード・還元率・条件は変わることがあります。最新の情報は各社の公式ページで確認してください。
- ポイントの目安は、積立額に還元率をかけた単純な計算です。実際の還元率はカードの種類や利用額などの条件で異なります。
- 2つの質問は、ふだんのポイントの使い道に合わせて組み合わせを決めるための目安です。