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← 学ぶ新NISAで毎月いくら積み立てる?月3万円を30年なら、過去の中央値で3,338万円
毎月の積立額は、平均や他人の金額ではなく「将来いくら使いたいか」から決めると迷いません。月1万・3万・5万円を20〜40年続けた場合の結果を、過去150年の米国株のデータで一覧にしました。
公開 つみとり運営事務局
毎月の積立額に正解はありません。ただ、決め方の順番はあります。先に生活のお金を分け、残りの中から、将来使いたい額に届く金額を選ぶことです。ここでは、積立額ごとに過去の相場でどれくらいになったかを一覧にします。
決める順番
- 生活防衛資金を分ける:急な出費や収入減に備えて、生活費の数か月分は預金で持つ(投資の前に残す生活防衛資金はいくら?目安は生活費の3か月〜1年分)
- 使う時期と額を決める:何歳から、毎月いくら使いたいか
- 届く積立額を逆算する:積立+取り崩しシミュレーターで、使える額が目標に届く積立額を探す
- 続けられるか確かめる:家計から毎月出しても苦しくない額か。苦しければ額を下げて期間を延ばす
他人の平均額は参考になりません。収入も、使う時期も、手元の貯金も人によって違うためです。
積立額ごとの結果(過去150年の米国株)
| 毎月 | 期間 | 入れた額 | 中央値 | 悪いほうから10% |
|---|---|---|---|---|
| 1万円 | 20年 | 240万円 | 514万円 | 284万円 |
| 1万円 | 30年 | 360万円 | 1,112万円 | 640万円 |
| 1万円 | 40年 | 480万円 | 2,224万円 | 1,433万円 |
| 3万円 | 20年 | 720万円 | 1,542万円 | 854万円 |
| 3万円 | 30年 | 1,080万円 | 3,338万円 | 1,921万円 |
| 3万円 | 40年 | 1,440万円 | 6,674万円 | 4,300万円 |
| 5万円 | 20年 | 1,200万円 | 2,571万円 | 1,424万円 |
| 5万円 | 30年 | 1,800万円 | 5,563万円 | 3,201万円 |
| 5万円 | 40年 | 2,400万円 | 1億1,124万円 | 7,168万円 |
金額はすべて物価上昇分を差し引いた、今のお金の価値に直した額です。悪いほうから10%の欄は、始めた時期が悪かったケースにあたります。
使える額に直すと
貯めたお金を毎年4%ずつ使う場合の、毎月使える額の目安です。
| 毎月の積立 | 30年後の中央値 | 毎月使える額(中央値) | 毎月使える額(悪いほうから10%) |
|---|---|---|---|
| 1万円 | 1,112万円 | 3.7万円 | 2.1万円 |
| 3万円 | 3,338万円 | 11.1万円 | 6.4万円 |
| 5万円 | 5,563万円 | 18.5万円 | 10.7万円 |
使い方しだいで持つ年数は変わります。取り崩しを過去の相場で試した結果は無理のない積立で老後に使える金額:25歳から月2万円なら65歳以降に毎月14.6万円にまとめています。
金額より期間が効く
月3万円を20年続けた場合の中央値は1,542万円、30年なら3,338万円です。期間が10年延びると、入れた額は1.5倍ですが、結果は2倍以上になります。早く始めて長く続けることは、積立額を増やすのと同じくらい効きます。
余裕ができたときに1万円増やす効果は積立を月1万円増やす効果:2,000万円への到達は約2年早まる、同じ総額を前半と後半のどちらに多く入れるかの違いは積立は「あとから増やす」より「先に入れる」:同じ720万円で20年後に514万円の差で比べています。
よくある疑問
Q. 少額でも始める意味はありますか?
あります。月1万円でも40年続ければ、過去の中央値で2,224万円でした。少額で始めて、収入が増えたら積立額を上げる方法でも問題ありません。
Q. 積立額を途中で変えてもいいですか?
変えられます。積立の設定はいつでも変更できます。家計が苦しいときは、止めるより減らすほうが影響は小さくなります(積立が苦しいときの選択肢:半額に減らしても目標到達の遅れは10か月)。
Q. 上限の年120万円まで入れたほうがいいですか?
無理に上限まで入れる必要はありません。生活防衛資金を削ってまで入れると、急な出費のときに下がった株を売ることになりかねません。
前提とデータ
- Robert Shiller のS&P500データ(配当込み・1871年〜)。2024年10月以降はS&P500連動ETFの配当込み価格と米国CPIで補完し、2025年12月まで。金額はすべて物価上昇分を差し引いた実質値。為替・税金・手数料は含まない。
- 開始時期を1か月ずつずらして計算(20年=1,620パターン、30年=1,500パターン、40年=1,380パターン)。
- 「毎月使える額」は、評価額の4%を12で割った目安。
- 過去の実績であり、将来の結果を約束するものではありません。